離乳食の「おかゆ」の作り方を料亭の主人が教えます!
香川県内でもおなじみの育児情報誌「ワイヤーママ」さんからお話をいただき、子どもたちの毎日のごはんについて、コラムを通じてみなさんにお伝えする機会をいただきました。
私自身が息子を三人育てた経験も生かしつつ、気になる「子どもの食」ご紹介します。
どんなことに気を付けたのか、何を意識して作ったのか。
普段料理を仕事としている料理人の目線も含めてご紹介していきます。
まずは、離乳食からということで、第1回は「おかゆ」について。
新米ママさんはもちろん、普段から子育てに関わっている方々もぜひ参考にしてみてください。
離乳食では赤ちゃんには素材の味を覚えてもらう
さて、赤ちゃんはどのような味を好むのでしょうか?
私の答えは、「大人が好む味ではなく、素材の味のみでよい」です。
口に入れた瞬間感じる味ではなく、口に入れてから味を探すようなイメージです。
もともと素材が持っている味を覚えてほしいのです。
だから、基本的に離乳食に調味料はいらないと考えています。
第1回:おかゆのレシピ
第一回目は「おかゆ」について、レシピの概要をご紹介しましょう。
日本人の主食であるお米の味を、赤ちゃんに覚えてもらいます。
お米を研ぎ、水に浸します。浸水時間は45分~1時間。
- 浸水後のお米を鍋に入れ、4倍から6倍の水を入れます。水はミネラルウォーターを使いましょう。
- 火をつけ、木べらでゆっくりなべ底から混ぜてください。お米が崩れないように注意しましょう。
- お湯が沸騰したら、あくを取ります。そうすることで、出来上がりに糸を引くような固まりができません。
- 好みのかたさ、水加減になるまでゆっくり弱火にかけておきます。あまり混ぜなくても大丈夫です
- 離乳食を始めたばかりの赤ちゃんには、おかゆを炊いたお湯を飲ませてください。
成長とともに炊きあがりの水分を減らし、しっかり炊き上げてください。 - 炊きあがりに味見をし、ちょっと塩味を付けたいと思ってもぐっと我慢!
素材の味だけで充分!お米の持つ香り、甘み、うまみを感じてほしいのです。
ワイヤーママの3月号に掲載されています
こちらのコラムは、ワイヤーママの3月号に掲載されています。
今後も特集としてさまざまな「子どものごはん」についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。